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シャッター (カメラ) : ウィキペディア日本語版
シャッター (カメラ)
シャッターとは、カメラにおいて、写真フィルムあるいは固体撮像素子に対して撮影時のみ光があたるように、撮影時露光時間中のみ開き、それ以外の時は光をさえぎる装置。同様の構造の装置が映写機ビデオプロジェクター機械式テレビ液晶テレビコピー機ミニラボステッパー回光通信機などの各種光学機器、表示機器、映像機器、露光装置にも使われる。
== 歴史 ==
初期の写真撮影においては感剤の感度が低く、1分以上の長時間露出は当り前であったため、元々カメラにはシャッターがなく、レンズキャップを手で脱着することで露光時間を決めていた〔『発明の歴史カメラ』pp.39-43。〕〔天体写真の分野では長時間露出が当然であり、シャッターブレを最小限にするため現在でも多用される。〕。
1845年にフランスで木板がレンズの前に落下し露光を終わらせる、最初のシャッターができたと言われている〔。確実なのは1856年〔のダンサー・ビノキュラー・ステレオカメラ〔で、レンズ前面にシーソー様の金属板シャッターが付いていた。これらはレンズ露光時間を自動で終わらせ楽をするためのもの〔に過ぎなかったが、技術の発展によってフィルム感度が上がってくると瞬間的かつ正確な時間で露光をする必要が発生してきたため、各種のシャッター機構が開発された。
本来、シャッターは「shutする(閉じる)機構」のことである。露光を開始(レリーズ)するのは撮影者であり、決められた時間で露光を停止させることがシャッターの役割となる。しかし現在では「シャッター(シャッターボタン)を押す」ことが『露光を開始し、終了する』一連の動作を指すようになっている。
写真乾板時代の初期にはギロチン型のドロップシャッターが多かった〔。縦長の箱型で、中に間隙のある短い木の板が内蔵されており、レンズに被せて使用した〔。中板はストッパーで止めてあり、レンズはその下端で隠されている〔。ストッパーを外すと中板が落下し、間隙を通った光で露光される〔。間隙の幅が広い板を使用すれば低速シャッターとなり、間隙の幅が狭い板を使用すれば高速シャッターとなる〔。この原理はこの後一般的になったローラーブラインドシャッター、そして現在一般的なフォーカルプレーンシャッターと同じである〔。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「シャッター (カメラ)」の詳細全文を読む



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